玄箱内のHDDを初期化(フォーマット)する必要がある時は、設定を間違えたりして玄箱が起動しなくなってしまって全てを最初からやり直す場合です。

このページでは玄箱を開けてHDDを組み込む方法と、HDDの初期化の方法を書いていきます。特に、HDDの初期化は、いちいち玄箱からHDDを取り出して行う必要はなく、玄箱を開くだけで出来るのでその方法も書いておきます(大した労力の差では無いのですがね・・・)。

 

玄箱に接続できるハードディスクはIDE接続の3.5インチですが、変換コネクタを購入すればSATAのハードディスクでも接続出来るようです。

 

 

玄箱の側面をカバーしている部品を外します。写真のように、上面と下面ににあるくぼみをドライバー等で押し込みながらカバーを前面の方へスライドさせます。

 


 

側面カバーを外したら上下2箇所ずつあるフックをドライバー等で押して外します。外れると下の画像のようになります。

 


 

フタを外したら基盤が見えます。基盤を取り付けている4つのネジを外します。ここからは基盤を破損しないように気をつけて下さい。あと、電源盤の部品は蓄電している可能性がありますのでドライバー等の金属を当てるとショートしたりして危険です。

 


 

基盤を外すと電源盤とハードディスクを固定する金属部品があります。電源盤を止めているネジを外して金属部品を外します。そこにハードディスクを取り付けます(置く)。

 


 

HDDを玄箱と接続します。接続後にフタをするのにじゃまにならないようにコードを奥にしまっておきましょう。

 


 

開けた時と逆の手順でフタを閉めて行きます。途中で、下記の部品がポロッと取れてしまうかもしれませんが、左記のようにくっつければ大丈夫です。

 

 

 

Windowsと玄箱のハードディスクをUSBで直接接続し、Windows標準のフォーマッターでフォーマットします。ここで必要になってくるのが外付けHDDケースです。これは通常、余ったハードディスクを組み込んで外付けHDDとして再利用するためのケースなのですが、この部品を利用してむき出しにした玄箱のHDDに接続してUSB経由でWindowsパソコンとつなげます。

 

 

通常は下記の様にハードディスクをケースに入れて外付けHDDとして使用します。

 


 

今回使用した外付けHDDケースです。IDE接続の3.5インチハードディスク用なら何でもいいと思いますが、他の製品のコネクタが玄箱の枠と干渉して刺さらないかもしれません。

 

TIMELY/Groovy IDE-CASE3.5BK/USB接続 3.5インチ内蔵IDE-HDD対応 HDDケース
TIMELY/Groovy IDE-CASE3.5BK/USB接続 3.5インチ内蔵IDE-HDD対応 HDDケース

 


 

Windows形式以外でフォーマットされているHDDはWindowsで認識できないことがあります(Linuxのext3形式とか一度玄箱を設定して失敗し、やり直す場合とか)。

そこで、HDDをUSBで接続してコントロールパネルから「システムとセキュリティ」→「管理ツール」→「コンピュータの管理」→「ディスクの管理」まで移動。

フォーマットしたいHDDを選択して(間違わないように)ボリュームの削除やフォーマットをします(何でもいい)。

 


 

空っぽになったHDDは玄箱で起動用ディスクとして認識できませんのでEMモードに移行します。そうすると公式のセットアッププログラムから通常のインストールをすることができます。

 

 

ST3160815A 【SEAGATE製3.5インチハードディスク】 (160GB,7200rpm, ATA)ST3160815A 【SEAGATE製3.5インチハードディスク】 (160GB,7200rpm, ATA)

WesternDigital Caviar 3.5インチ内蔵型HDD 80GB/U-ATA100 WD800BB 【貴重 IDE 250GB】 MAL3250PA-S54 MARSHAL 3.5インチHDD ATA(IDE) Seagate 3.5inch 1.0TB 7200rpm 64MBキャッシュ SATA3.0 ST1000DM003/N Seagate Barracuda 3.5inch 7,200rpm 500GB 16MBキャッシュ SATA III ST500DM002 Seagate Barracuda 7200.12シリーズ 3.5inch SATA 6Gb/s 500GB 7200rpm 16MB 4Kセクター ST500DM002

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