自宅サーバーを立ち上げてWEBページやメールを使うとなればドメインの収得が必須ですが、完全にオリジナルのドメイン名を収得するには 使用料金がかります。そこで、どこかのサブドメインを借りることにより無料で収得する事ができます。

(例:http://www.○○○.mydns.jpのようにURLの後ろにmydns.jpの様な指定のドメイン名がつきますが○○○の部分は自分で自由に決めることができます)

 

 

 

www.mydns.jpへアクセスし、新規登録画面で必要事項を記入。登録フォームを送信するとログインIDとパスワードがメールで届きます。

 

メールで送られてきたログインIDとパスワードでログインし、ドメインの登録画面(DOMAIN INFOメニュー)で希望のドメイン名を記入します。例えば○○○.mydns.jpといった感じで○○○の部分を希望の名前にします(.mydns.jpは固定)。すでに希望の名前が使われていなければそのまま登録されます。

新規ドメイン登録の確認画面

 

登録が完了したら再度ドメインの設定画面(DOMAIN INFOメニュー)へ行き、メールサーバの設定とワイルドカードの追加設定をします。

MX:mail.siruko.mydns.jp

HostName1:*

HostName2:mail

 

 

 

サーバの置いてある場所は自宅であろうがレンタルサーバだろうが固定IP契約をしていなければDHCPにより常に変動しています。IPアドレスとドメイン名を常時結びつけておくには、IPアドレスが変更されてもすぐにドメイン名との関連情報を更新する必要があります。それを可能にするのがDynamic DNSであり、さらにそれをサポートするためのプログラムがddclientです。数分おきにサーバのIPアドレスをMyDNS.jpへ送ってくれます。

# apt-get install ddclient
MyDns.jpの設定情報を入力するように質問されますが、あとで設定するのでここは無視して全てデフォルトで答えていきます。

 

設定ファイルを編集し、以下の設定を追加します。

# vi /etc/ddclient.conf

protocol=mydns

use=web

server=www.mydns.jp

login=ログインID

password='パスワード'

siruko.mydns.jp

daemon=300

 

ddclientはmydns.jpには対応していないらしく、デフォルトのままでは使用出来ません。そこで以下の処理をしてddclientをmydns.jpに対応させます。

#mkdir /etc/ddclient

#mv /etc/ddclient.conf /etc/ddclient

#wget http://pc.watanet.com/wp-archive/ddclient

#mv ddclient /etc/init.d/

#chmod +x /etc/init.d/ddclient

 

 

ddclientを再起動します。

#/etc/init.d/ddclient restart

 

再起動をかけるとログイン済みのMyDNS.jpのサイトにサーバのIPアドレスが反映されているはずです(トップページの下の画像の下部に表示される)。

再起動時にはddclientの起動を忘れないようにしましょう。

 

 

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鈴木 哲哉

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