このサイトは玄箱のDebian化による自宅サーバ構築の備忘録として使用しています。
また、「玄箱セットアップ」のページ以外は通常のDebianサーバにも適応できると思いますので参考にしていただければ幸いです。

 

このサイトはサーバ構築のMy備忘録として作成しましたので、このページを参照して問題が発生しても責任は負えませんので 自己責任でよろしくお願いします。(お決まりのフレーズですね)

 

 

昔稼働させていた時の玄箱サーバ(ノーマル)状況を公開します。クリックしてグラフを表示してみてください。ちなみにこの監視プログラムはHotSaNICを使用しています。

 

玄箱ノーマルの1年間
HDDの温度

 

ネットワークトラフィック

 

CPU使用率

 

メモリ使用率

 

 

玄人志向という会社から「玄箱」というネットワークサーバーが発売されていました。現在は販売しておらず、ヤフオクなんかで入手するしかないのでしょうか。この玄箱(「くろばこ」と読む)はデフォルトの使い方でもファイル サーバーやWEBサーバー、メールサーバーなど十分な機能を持っていますが、おそらくこれを購入した方の大半はdebian化などの別OSを入れてカスタマイズする「猛者」だと思います。

そのような先駆者の方々が玄箱の解析や試行錯誤をしてきたおかげで「安定したカスタマイズ法」がネットや 書籍から得ることが出来るようになりましたが、このサイトでもその一旦を担えればと思います(あれ、My備忘録じゃなかったっけ?)。

 

玄箱とは、かんたんに説明すると玄箱は小型の自宅サーバであり、玄人のおもちゃです。

自宅にサーバを構築してみたいけど大掛かりだしお金もかかりそう・・・と思っている方にうってつけの商品です。
玄箱にはノーマルタイプとHGタイプとProタイプの3種類があり、Pro>HG>ノーマルの順でスペックが 上がっていきますが(下記参照)若干、内部システムも違うようです。 

有志の方々がカーネルを入れ替える方法を編み出してくれたおかげで比較的新しいカーネルにバージョンアップさせたり、カーネルの再構築をすることが出来るようになりました。 (玄箱Proは持っていないのでわかりません)

 

玄箱ノーマル
・CPU:PowerPC 200MHz
・メモリ:64MB
・USB:背面×1

 

玄箱HG
・CPU:PowerPC 266MHz
・メモリ:128MB
・USB:背面×1、前面×1

 

玄箱Pro
・CPU:ARM9互換Marvell製88F5182 400MHz
・メモリ:128MB
・USB:背面×2


KURO-NAS/X4
・CPU:ARM9互換Marvell製88F5281 500MHz
・メモリ:128MB(DDR2)
・USB:x2
・シリアル接続:Serial(D-SUB MALE 9PIN) x1
・ドライブベイ:3.5型SATA HDD用 x4

 

「クロック数が200MHzとか266MHzだってぇ?家で使ってるパソコンは3GHz以上だからかなりしょぼいんじゃないの? 何年前のパソコンだよ」と思われるかも知れませんがこれで十分なんです。必要最小限の機能しか使わず最大限の効果を発揮する姿は まさに職人芸です(外見ただの弁当箱ですが)。もちろんマウスとかアイコンとかは皆無!男は黙ってネットワーク経由の手打ちでコマンド!
 グラフィカルインターフェイス無しの文字列相手にサーバを構築していけば気分は映画マトリックスっぽくなってテンションも上がるでしょう (もちろん文字の色は緑色で設定。っていうかもう古い話なのか・・・要はモチベーションですよモチベーション)

 

気になる電気代ですが、有志の方々のホームページを拝見すると電源入れっぱなしで(使用ワット数を計測して計算) 一ヶ月の使用電気代は300円付近だとか・・・。それを考えると安いレンタルサーバを借りるのと大差がありませんが自分で設定できる (遊べる?)のと自宅にファイルサーバを設置できるメリットは大きいかと思います。

 

 

玄箱で遊ぼう!!―玄箱/玄箱HG対応玄箱で遊ぼう!!―玄箱/玄箱HG対応
鈴木 哲哉

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